グランドハープ試奏の旅③(サルヴィ編)
またまたお久しぶりとなってしまいました、ジャスミンです。
実は昨年暮れから仕事が急激に増えて、かつ人手不足で徐々に激務になり、全くハープに手をつけられない事態に陥っていました・・汗
1月は残業が月80時間を超え、もはや帰宅して寝るだけのプライベートになっていました。土日は疲れを癒すために費やしてしまったり。
そういう生活になると、無理矢理ハープを弾く時間を作っても捗らないのですよね・・
そして、前進できていないことに焦ってしまったり、モチベーションが低下してしまったり。
働き方や、趣味との向き合い方についてとても考えさせられました。
しかし!
ようやく改善の兆しが見えてきたので、2ヶ月ぶりにブログを書く時間を作ることができました♫
今回は、グランドハープ試奏の旅の続編③(サルヴィ編)を書いていきたいと思います〜!
♫目次♫
サルヴィってどこで試奏できるの?
サルヴィ(Salvi harps)はイタリアのハープメーカーで、日本だと銀座十字屋さんが輸入総代理店をされています。
こちらのサルヴィ日本のサイトで、くわしく歴史や企業理念が語られています♫
サルヴィハープについて | Salvi Harps Japan | サルヴィハープ 日本公式
試奏は銀座十字屋さんで可能です♫
東京・銀座の象徴的な場所である銀座和光さん(銀座の時計台)の、すぐ裏にあります。
銀座サロンの場所はこちら
エレベーターで5階に上がると、扉が開いてすぐの場所に受付と楽譜販売コーナーがあり、
さらに奥へ進むと・・・
じゃじゃん!!ハープがズラリ!
時期によっては台数が少なかったりもしますが、このハープロビーに色々な機種のハープが常時たくさんあります♫
スタッフの方にお願いすれば、どのハープも試奏することができます。
(ひぇ、3年前のめちゃ太ってた時・・汗)
こんな感じで、試奏させてもらうことができます♫
ジャスミンは今までおそらく10回近く訪問しており、
サルヴィのアイリッシュハープ・グランドハープを試奏したり、
時々企画されているミニコンサートを鑑賞したり、
年に1回は開催される中古ハープフェア、
などで、もう何台のハープに触らせてもらったかわからないくらい!?
ちなみに、お値段2000万円(!)のヴィクトリアという機種も運が良ければお会いできることがあります・・!
ひゃ〜、どなたか買われた方、いるのかな!?
ちなみに、昨年夏に惜しまれつつ閉店してしまった、
銀座十字屋吉祥寺クローチェさんでは、30分単位でハープの個室をレンタルすることができたので色々なハープにじっくり触って弾き比べることができました。
(こういった場所がまた復活してくれることを祈る・・!十字屋さんお願いします・・!)
サルヴィってどんなメーカー?
さて、サルヴィはどんなメーカーなのでしょうか。
サルヴィの公式サイトから歴史を見ると・・・
ジラーニモ・サルヴィが19世紀初頭に始めたハープブランド。
その後ヴィクトール・サルヴィにより1955年に初めてサルヴィハープが設計され組み立てられる。
ヴィクトール・サルヴィは楽器職人の父、ハープ弾きの兄姉がおり、自身もNYフィルやNBCオケで演奏する才能の持ち主でありながらハープメーカーになる夢を抱き、その2年後には工場を構えていた・・・とのこと。
ものすごい情熱ですね!!
そしてイタリアのピアスコというところに工場を構え、
大工、家具屋、彫刻家を募集して自ら職人と一緒に汗をかきあってハープの設計から組み立てを行なったそうです。(本当にゼロからの試行錯誤だったのですね!)
また、1900年代中盤〜後半当時のハープの名手たちに自分の足で会いに行き、より良いハープの製作について助言を求めたそう。
そうして確固たる「サルヴィ」ブランドが出来上がっていったのですね〜!
実はサルヴィハープは、ハープの世界シェア8割とも言われているくらい、ハープメーカーの中ではとても大きく・実績もあるメーカーなのです。
現在のトップであるマルコ・サルヴィさんのインタビュー記事。
(インタビューより引用)
「ハープ業界にとって最も大切なことは、お客様が自分に合ったハープを選べる環境作りです。我々のハープにしても、無論、サルヴィハープを選んでほしい気持ちに変わりはないが、好みのサウンドであったり、経済的事情であったり、全ての方が当社のハープがフィットするとも思えません。ハープを愛し、それが長じて上達し、ハープの良さを他者へ伝えることでハープ人口が増えれば、結果としてサルヴィのお客様も増えると確信します」
素晴らしい経営理念ですね。
私も、どのメーカーのハープを選んだとしても、そのハープを愛し、次の世代へ魅力を伝えていけたらきっとハープ人口が増えていって、結果的にどのメーカーも切磋琢磨しながら繁栄していけるんじゃないかなぁと思います。
(だからこそ、私のような趣味のアマチュアでもハープの魅力を伝える活動をしていけたらなぁと思ったり。このブログもその一助になれたらいいなぁ)
サルヴィってどんな音?
では、サルヴィはどんな音なのでしょうか!
音は、機種によって特徴がはっきりしていると感じました。
スチューデントモデルからプロ向け上位機種まで幅広く、価格帯も様々。
サルヴィでは、現在18種類のペダルハープと8種類のアイリッシュハープが製造されているそうです。
サルヴィユーザーの方や、弾き比べをした方から聞いた話だと、
・サルヴィは相性がある
・弾き込みが必要
・初心者には技術的ハードルが高い
などをよく聞きます。
ジャスミン自身も、色々なメーカーのグランドハープやアイリッシュハープを弾き比べてみて感じました。
サルヴィは何というか、弾きにくいと感じることが多かった。汗
(あ!個人の感想ですよ!個人的に弾きやすかった機種もありました!)
あと、実際はあまり差がないはずですがなぜか他のメーカーより重くずっしりと感じるんですよね。(グランドハープ)
また、しっかり技術が身についていないと良い音・大きい音が出せない感じもしました。
私の技術ではまだうまく鳴らすことができなくて、力んで弾いても音がめちゃ小さく聞こえた。泣
青山ハープのグランドハープではどの機種を弾いても感じたことがなかったので、サルヴィはなんか違うぞ・・!と感じました。
実際の音を、ちょこっとだけご紹介。
前述のハープレンタルスタジオ・銀座十字屋吉祥寺クローチェさんがまだ営業されていた頃に、私が実際にいくつかの機種を弾いて録画したものをご紹介します♫
こちらはAURORA(オーロラ)というグランドハープ。
AURORA | 製品情報 | Salvi Harps Japan | サルヴィハープ 日本公式
オーロラは弾きやすく感じました♫
こちらはMIA(ミア)という34弦のアイリッシュハープ。
MIA | 製品情報 | Salvi Harps Japan | サルヴィハープ 日本公式
ミアはとても伸びやかな音で、すごくお気に入りでした♫
こちらは3台でアンサンブルした時。
左から、ダフネ40弦、オーロラ47弦、ミア34弦。
ダフネとミアは、銀座十字屋さんで月額レンタルキャンペーンをされているので気になった方はぜひ♫
実際に今まで試奏したことがあるのは、
グランドハープはオーロラ、ダフネ、ダイアナ、イリス、アポロ、ディーヴァ
アイリッシュハープはミア、タイタン、ウーナ、ジュノ、ドネガル
あたりかな?(意外といろいろ触ってた!)
サルヴィで選ぶなら?
ジャスミン的には、サルヴィのグランドハープをもしお迎えする場合は、もっと上達して技術が身についてからかなぁ・・・なんて思ったのですが、
技術とか関係なしであれば、ディーヴァかアポロがいいなぁなんて思いました。
(試奏した感じ、音がすごく好みだったのと、スタイリッシュなデザインに惹かれました!)
アイリッシュハープなら、ミアかドネガルかなぁ。
ミアは音が良く伸びて弾きやすいと感じました。
実は34弦アイリッシュをお迎えする場合の候補にも上がっていました。(今はカマックのアジリーズ一択ですが!)また触りたいな〜
ドネガルは、ケルティックな哀愁漂う音色で、他のサルヴィのアイリッシュハープたちとは全く異なった音色で面白いと感じました。
銀座十字屋さんに行けば試奏できるので、ぜひ訪問してみてくださいね♫
さて、残すところ試奏したいメーカーはあと一つ。
アメリカのメーカー、ライオン&ヒーリーのハープです!
次回は、ライオン&ヒーリーの試奏レポをお届けいたします・・!
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