グランドハープ試奏の旅②(青山ハープ編)
またまたお久しぶりとなってしまいました、ジャスミンです。
最近仕事が非常に忙しくて・・なかなかハープに向き合う時間がなくてもどかしい毎日です。
さて、実際に試奏に行ったのは夏なので季節が変わってしまいましたが(汗)、
前回の「グランドハープ試奏の旅①カマック編」の続編になります。
今回は、東京・代々木にある青山ハープさんのショールーム体験レポです!
♫目次♫
青山ハープ代々木ショールームへGO!
この日前半は広尾にある高田ハープさんでカマックのグランドハープやアイリッシュハープを試奏して、その後代々木の青山ハープさんでも試奏を予約していました。
(1日で2件も回るという贅沢な日でした!)
目的は、もちろんグランドハープの購入検討のため!
青山ハープさんは、JR代々木駅から歩いて5分くらいのところにあります。
実はジャスミン、今年の1月まではこちらの4Fにあるレンタルルームを利用して毎週グランドハープの練習をしていました♫
(注:3月から、コロナウイルス対策のためレンタルルームは一時閉じている状況です)
そのため、青山ハープのスタッフの方には顔を覚えられており・・笑
スムーズに試奏へ案内されました。
受付のある2Fには、アイリッシュハープがたくさんあります。
今回は、5Fにあるグランドハープのショールームへ。
じゃーーーん!!!
こんなにたくさんの、グランドハープがズラリ。
全て、青山ハープさんのグランドです。
この後ろの窓際にも5台くらいあったので、総勢30台くらい!?
こんなにワンフロアにたくさんハープがあるのを見たのは初めて!!
青山ハープさんのモデル一覧はこちらより
私が普段レッスンで使っているのは、青山ハープのオルフェウスというモデル。
まずはいつも使っているオルフェウスの音を確認してみました。
こちらはセミコンタイプの46弦で、一番下の赤(ドの音)のスチール弦がありません。
でもそのたった1弦ないだけで、楽器自体の大きさ・高さも少し小さくなっています。
フルコンサートタイプは47弦で、一番下の音のスチール弦である赤(ドの音)があります。
・・グランドハープは全部同じだと思っていたので、今まで知りませんでした(!)
私の教室にはライオン&ヒーリー(アメリカ製)のstyle11(11号)というグランドがあるのですが、そちらとオルフェウスを比べてみた感じだと・・・
・はっきりした発音(倍音が少ない)
・ペダルは硬め(踏み込みをしっかり入れる感じ)
かなぁと思いました。ライオン&ヒーリーの方が、音が柔らかくペダルは踏み込みが軽めです。
(あ!個人の感想なのと、経過年数や弾き込み具合、個体の差にもよると思います。)
では、他のモデルはどうかな〜?
こちらはエチュード46弦。
オルフェウスとの違いは・・・正直音色の違いはあまり分からなかった。汗
まだグランド耳があまり肥えていなくて(笑)
しかし、やはり発音がはっきりしていてペダルは硬めです。
エチュードのこのブラック感、ピアノみたいでカッコいい!
ブラックでシンプルなデザインは、男性にも人気なのだとか!
青山のモデルの中では一番シンプルなデザインでお値段も抑えめなので、自宅に置くためのファーストハープとして選ばれる方も多いのだとか。
確かに、柱の彫刻などが一切なくてシンプルですね。
お値段順に、どんどん試奏していきます・・・
エチュード(130万)
エチュードウィンド(155万)
オルフェウス(180万)
デルフィ(220万)
ムーサ(280万)
モナーク(350万)
(全てメープル材ナチュラル仕上げ、税別、2020年2月時点の価格)
デルフィ、ムーサ、モナークというモデルになるとお値段がグーンと上がってきます(笑)
しかし、そのあたりになってくると「なんか音色がどんどん高級になってきている・・?」と感じ始めました。
高音部分の鳴り方が、キンキンした音じゃなくマイルドな感じになっていきました。
青山ハープさんのグランドハープ最上位モデルはアポロンというハープなのですが、
お値段なんと470万円!
柱に金の唐草模様がぐるぐるっとしているやつです。
アポロンはなんか神々しくて遠慮してしまい、試奏できませんでした・・笑
バイオナイロン弦とは?
通常グランドハープには3種類の弦が張ってあります。
低い方から、スチール弦(鉄の太い弦)
低音部〜中音部はガット弦(羊の腸を素材にしたもの)
高音部はナイロン弦(ギターにも使われている細い弦)
なのですが、青山ハープさんではもう一つ、ガット弦に替わる新製品でバイオナイロン弦というものがあります。
エチュードウィンドという学生の吹奏楽向けモデルは、ハープ本体の価格も抑えめながら、弦についてもバイオナイロン弦が標準装備になっています。
本来ガット弦が張ってある音域に、バイオナイロン弦が張ってあります。
ガット弦よりも切れにくい素材で、ガット弦よりも安価です。
少し色が黄色っぽくて、太いです。
赤と青の弦も透明感がなくてプラスチック感のある感じです。
音色もガットとは全然違います。少しボヨンとした感じ?
標準で張っているのはエチュードウィンドだけなので、気になった方はぜひ試奏してみてください♫
同じモデルなのに、色で値段が違う!?
試奏しながら、もちろん各ハープのお値段もチェックしていたのですが。
(だって、現実的に買えるかどうかが一番気になってるポイントだもの!笑)
あれ・・?
同じモデルなのに、色で価格がまったく違うぞ!?
例えば、オルフェウス47弦は3色展開なのですが、
左はウォールナット材の濃いブラウン。
真ん中がいわゆるメープル材ナチュラルという、木の色そのままのカラー。
右はライトブラウン塗装。
お値段順だと、
濃いブラウン:190万
ナチュラル:180万
ライトブラウン:170万
なのです。
スタッフの方に、なぜ色でお値段が違うのか聞いてみました。
すると・・
まず、色というよりも木の素材によってお値段が変わってくるのと、
木の木目が綺麗かどうかでもお値段が変わってくるとのこと。
実はライトブラウンは、ナチュラルとして販売するには木目があまり綺麗ではなかったものにライトブラウンの色を塗っている(木目が見えないようにしている)のだそう。
つまり、ナチュラルは木目が綺麗なものが選ばれているからライトブラウンよりもお値段が上なのだそうです。
なるほど、理由を聞いて納得・・!
ナチュラルは新品だと白っぽい新しい木の色ですが、経年とともに色が濃くなっていき飴色に近づいていきます。
ナチュラルについては色の変化も楽しめますね。
逆にライトブラウンは色が塗ってあるため経年変化はないので、色が変化しない方がいい!という方はライトブラウンがいいかも?
ちなみに、青山ハープさんのカタログはネットからも請求できますよ♫
どのハープにしようかな?
色々試奏しているうちに、理想のハープはこっちだけど、お値段的にはこっちだよな・・とか理想と現実を行ったり来たり。笑
試奏した感じと私のお財布を熟慮すると、レッスンでも使っているオルフェウスがいいかな〜?なんて思いました。
しかし、高いお買い物!おそらくは一生に1台となるであろう相棒になるハープ!!
もちろんお財布とも相談だけど、妥協もしたくない!!!
即決はできないぞ・・と思い、その日は心を落ち着けて青山ハープを後にしました。
そう、まだまだ比較するメーカーがあるのです。
銀座にある銀座十字屋さんでイタリアのサルヴィ
日比谷にある松尾楽器商会さんでアメリカのライオン&ヒーリー
を試奏してからだっ!!!
★次回予告★
グランドハープ試奏の旅③(サルヴィ編)へ続く・・!
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