ハープのワークショップに参加してきました
2019年10月はハープでの学びが多かった、ジャスミンです。
なんとこの月は自分以外の異なる楽器とのアンサンブルを3回、(フルート、ハープ3台、ヴァイオリン)
初めてハープのワークショップに参加して、
ハーピストが集まる飲み会に参加したり、
ツイッターで知り合ったハープ弾きの方のオケを観に行ったり、
盛りだくさんの行事がありました。
その中でも、特に学びが多かったのがワークショップへの参加!
参加に至ったきっかけから、ワークショップの内容と感想をレポしたいと思います♫
♫目次♫
ハープのワークショップ!?
10月に入った頃、当ブログにもよく出てくる同じハープ弾きのTさんから、
「10月中旬にハープのワークショップがあるよ」という情報を得ました。
ん?ハープのワークショップって、なんだ??
調べてみると、ジャズハーピストの古佐小基史(こさこもとし)さんという方が、
JAZZやポップスをハープで弾くためのワークショップを都内で開かれるとのことで、
ピン!ときたジャスミンは速攻で「行くー!!」と返事をしたのでした。
古佐小さんのホームページ
Motoshi Kosako | Harpist, composer, improvisor, Jazz musician | Calendar of Events
こちらのHP上に、ワークショップのお知らせが記載されていました!
YouTubeにめちゃカッコいい曲の動画が!!
この曲、めちゃくちゃカッコよくありませんか!?
グランドハープの演奏なのにところどころ奏法がギターっぽい感じですよね。
古佐小さんは元ジャズギタリストとのこと。
今回のワークショップの内容はこちら。
(古佐小さんのホームページより)
ワークショップに参加するのは初めてだし、こんなカッコいい曲をもしかして生で聴けちゃったりするのかな〜!?なんて、当日を楽しみにしていました♫
そもそもワークショップってどんなもの?と思っていたのですが、
他にもネット上に出ていたハープのワークショップを調べてみたら、
基本的にはマンツーマンではなく複数人に対して開かれるもののようで、
①ハープ奏者個人が、持っている技術や演奏ノウハウについて講義形式で教えるもの
②ハープ奏者自身のミニコンサートなど演奏を含み、ハープの魅力について伝えるもの
③ハープの音色を聴いてみたい、触れてみたい人向けの体験形式のもの
大まかにこの3つに分類されるのかな?という印象でした。
そして今回の古佐小さんのワークショップはHPでの告知をみた感じだとおそらく①②両方の形かな?と思ったので、これはお得だぞ!と思い参加を決めました。
いざ、ワークショップへ!
今回の古佐小さんのワークショップはかなり少人数制な感じでした。
場所は広尾にある高田ハープさんのサロンで、参加者はたしか10人弱でした。
中央にカマックのグランドハープがあり、その周りを取り囲むように参加者の席が用意されていました。
私はハープとの距離約1メートルの真ん前の席を確保!!
参加者が一通り集まったところでワークショップスタート!
全体で3時間くらいの内容だったのですが、
第一部はなんとハープとの向き合い方についての講義でした。
ハープを弾くときの姿勢、楽器の構え方、椅子の位置、ペダルを踏むのに適している靴の話など、
めちゃくちゃ基本的なことなのに全然知らないことだらけで勉強になりました。
そういえばこういうのって、初めの頃のレッスンで教えてもらったはずなのに興奮してて全然頭に入っていなかったのかもしれない・・・
そしてお次はミニコンサートということで生演奏がスタート!!!
冒頭の動画Alcyonという曲も生で聴かせていただくことができましたー!
なんかもうカッコよすぎて放心状態でした。
音が萌えて生きているような・・まるで草原の中にいるような情景が浮かびました。
ハープなんだけどギター、ギターなんだけどハープ、みたいな。
ハープってこんなに自由な音が出せるんだ!と新しい側面を知りました。
来年度はクラシック曲など決まった楽譜を美しく弾くことも挑戦していきたいけど、
古佐小さんのようなハープの枠を超えた音楽もいつかやってみたいな〜。
あぁ・・今日参加してよかった〜とひしひし感じました。
コードと即興アレンジとは!?
そして、第二部はいよいよJAZZや即興アレンジについての講義!
JAZZといえば即興アレンジのイメージがあったジャスミン。
即興をするためには音楽の基礎的な知識・経験と、それを応用する能力やセンスがないとできないことだと思っていました。(もちろんゼロの状態からできる人はいないのですが)
しかし、古佐小さんはそのイメージをゆっくり分かりやすく紐解いて説明してくださいました。
一つわかったのは、まず即興に取り組むにはコードを覚える必要があること。
コードとは「和音」のことで、英語ではchordと書きます。
ウィキペディアに分かりやすい説明がありました。
こちらはコードの早見表。
コード早見表 | シンコーミュージック・エンタテイメント | 楽譜[スコア]・音楽書籍・雑誌の出版社
例えば、ドミソという和音を一度に3和音で鳴らすと綺麗な音です。
しかし、ドレミという3和音だとなんか変な感じです。
隣り合う音だと綺麗な和音が成立しない場合があるのです。
綺麗に聞こえる和音というのは決まっており、それが「コード」になります。
主旋律のメロディに合うコード(和音)を弾けば、あら不思議!
主旋律+伴奏になっているのです。
ハープは基本的に右手で主旋律を弾き、左手で伴奏を弾きます。
なので、主旋律に合うコードを覚えれば左手の伴奏がすぐ弾けるようになるのかな?と感じました。
古佐小さんは今回の例題曲として「枯れ葉(Autumn Leaves)」というフランスのシャンソンをJAZZバージョンにしたアレンジを複数パターン聴かせてくれました。
こちらは別の方の演奏ですが、youtubeにハープバージョンがありました!
哀愁が漂う感じで、カッコいいですよね。
右手も左手も、少し弾くテンポや和音を変えるだけで曲の印象が変わって、
おぉ、それもいいね!こっちもいいね!となりました。
即興といっても何もかも自由にするとまとまらなくなってしまうので、
どんな即興をやるか「ある程度のルール・枠」は決まっている、もしくは決めてやることが多いとのこと。
同じ曲なのに、少しアレンジを変えるだけで新しい側面が見えるし、個性がでる。
それにはもちろん鍛錬が必要なのですが、「うわーこれ家帰ったらすぐやりたい!!」と興奮しました。
自分が「イケてる!」と思うアレンジになるまでひたすら試行錯誤してみることが即興力を身につける道だ!とおっしゃっていました。
実はジャスミン、4年前にアルパを習い始めた頃から、コードや即興アレンジについては習っていたことを突然思い出しました。
その頃は「コード」「アレンジ」という言葉ではなく、
先生から「この音にはこの和音が合うから、やってみて」「ここは難しかったらこういうアレンジにしてみたらどう?」など違う言葉に言い換えて教えてもらっていました。
なので今回のワークショップを受けて、
このことだったのかーーーー!!!
と腑に落ちたのでした。
だからと言ってすぐできるわけではないのですが、概念的なものは点と点が繋がって線になったので、このワークショップは素晴らしいきっかけになりました。
実は11月末に同僚の結婚式余興で「美女と野獣」をアルパで弾くことになり、
美女と野獣自体は以前も弾いたことがあり楽譜も持っていたのですが
結婚式用にどんなアレンジにしようか悩んでいて、ハープ教室の先生に編曲をお願いしようかなと思っていたところだったのですが、
このコードとアレンジを自分で試行錯誤してやってみて、自分のアレンジでやってみよう!という気になりました。
ワークショップに参加してみて
今回初めてハープ奏者のワークショップに参加しましたが、
こういったものは今後も参加していきたいなと思いました。
なぜかというと、
①自分が持っていない知識やノウハウを得られる
②ハープ奏者との距離が近く、タイムリーに質疑応答の機会がある
③同じ目的を持ったハープ弾きの方と知り合いになるチャンスがある
④講義形式なので得た知識やノウハウをその後実践しやすい(再現性がある)
という面があるので、自分一人で練習しているだけの1日と比べたら得られるものがたくさんあるし、自分にとって何か新しい気づきがあったりしてハープ生活に新しい風が吹くこともあるなと思ったからです。
実はこの後、ハープ奏者20人が集まった「ハーピスト飲み会」があり、そちらも参加したのですが、長くなってきたので今回へこの辺で!
次回は、ハープ3台でのアンサンブルに挑戦したレポをお伝えしたいと思います♫
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